Sky-Watcher マクストフカセグレン鏡筒 MAK127SP

2012年6月、この鏡筒をシュミット(趣味人)さんより購入しました。 何より34800円の価格でセッティングが楽で、そこそこの口径。 シュミットさんにしたのはカードの2回払いができ、 何とかお小遣いの範囲で購入できるからです。 これができるショップは意外と少ないのです。

この鏡筒の情報をいろいろ検索してみたのですが、データはほとんどありませんでした。 仕方ないので、これから購入する人のために、簡単なレポートをしておきます。

6月10日夜発注。11日発送。12日に到着。 さて、いよいよ開封といきたかったのですが、 なかなか忙しく週末を待たなければなりませんでした。 さて、開封してみると…

何と、3重の段ボール!すごぐ厳重です。中にはキャリングバックが。 これは便利そうです。それと、アクセサリーの入った箱がありました。

バッグを開けて鏡筒を取り出し、ファインダーをセットしてみました。 小さな箱の中身も取り出し、中に入っていた説明書も並べてみました。 なかなか精悍な感じですね。

アイピースは10mmと25mm。適当な組み合わせかと思います。見え味はまずまず。 25mmは箱にK25とあるので、ケルナータイプと思われますが、やたら軽い! ひょっとするとプラスチックレンズかも知れません。10mmは標準的な重さです。 天頂ミラーとドライバーも入っています。

ファインダーが等倍のレッドドットタイプだったので、 オークションでオライオン製の40mmのファインダーを手に入れ、 装着してみました。良いバランスのようです。

アイピースは31.7mmに対応しています。2本のビス止めでしっかり固定できます。

アイピースアダプターのところにねじが切ってあるので、ひょっとしたらTマウントがつけられるのでは?と考えました。

予想通りでした。アイピースも入るか?と思って入れてみると、10mmはうまくはまりました。 うまく写るかどうかは、梅雨が明けてから確かめてみます。

アイピースアダプターを外すとねじがありますが、シュミカセ用の接眼アダプター(50mm位)より小さく、 Tマウント(42mm)よりは大きい45mm位の径でした。

10mmのアイピースをつけるとこうなります。

25mmはかなり飛び出します。ここにTマウントをつけると、間違いなくカメラのミラーと干渉しますね。 ミラーレスならどうかな?

前から見るとこうですね。さすがに買ったばかりなのできれいです。 6月28日、久々に晴れていたので、月と土星を見ました。気流があまり良くなく、 シンチレーション出まくりでしたが、半月にもかかわらずさすが127mmの集光力はすばらしく、 低倍率ではまぶしくてフィルターが必要なくらいでした。高倍率では丁度良く、コペルニクスクレーターの 切り立った崖の部分が、おどろおどろしい位の迫力で見えました。コントラストは良いようです。 土星もユラユラしながらではありましたが、気流が落ちついた時にはかなり幅の広くなったリングが、 しっかり見えていました。次回は撮影に挑戦したいと思います。(2012/06/30)



やっとSky-Watcher MAK127SPで撮影ができました。CCDビデオカメラで1分半キャプチャした画像をRegistaxにで処理。カッシーニの間隙がしっかり写り、本体の縞模様もちゃんと確認できます。たいしたものです。

Data: 土星 2013/5/12 20h58m-21h00m
Sky-Watcher MAK127SP Vixen GP赤道儀
Vixen CCDカメラC004-3Mカラー
Vixen 2.4倍 Cアダプター 31.7 Cマウント用接写リング(40mm)併用 



 PENTAX105SDとSky-Watcher MAK127SPで撮影した月面の比較をしてみました。詳細はこちらで。




やっと時間ができたと思えば天気が不安定で、なかなかMAK127SPの出番がありません。何とか晴れたのでCCDビデオカメラで木星を捉えましたが、 気流が安定せず10秒と持ちません。キャプチャした画像から使えそうな部分を切り取ってRegistaxで処理。これといった特徴ある模様は写っていないように思います。

Data: 木星 2013/12/29 22h12m46s-50s
Sky-Watcher MAK127SP Vixen GP赤道儀
Vixen CCDカメラC004-3Mカラー
Vixen 2.4倍 Cアダプター 31.7 Cマウント用接写リング(40mm+20mm+10mm+5mm+1mm+0.5mm)併用

これがCCDカメラにVixen 2.4倍 Cアダプター 31.7とCマウント用接写リングを装着した状態です。
こうすることで光学系を複雑にすることなく、更に倍率を稼げます。(ちょっと稼ぎすぎか?)
タカハシのバリエクステンダーと考え方は同じですね。(恐らく…)

裏返すとこんな感じです。(意味があるのか?)

望遠鏡に装着して撮影中の様子です。 ずいぶん飛び出しますが、CCDカメラがそんなに重量がないので、バランスにあまり影響が出ません。 やはりマクストフは補正板が重い! この先にcanopusのADVC-100をかませて、パソコンのムービーメーカーでaviファイルとして取り込んでいます。



      


Tadanao Aso 更新した最終の日付 2013年12月30日